Shinya

物を買う

部屋に物が多い。ずっとそうだ。片付けられるようにはなったものの、全部手元に置きたくなってしまう。でもなんで多いんだろう。一番面積を占めているのは本。次に洋服。そしてカメラ、ちょっとした音楽の機材、アウトドア用品。…多趣味なだけだった。趣味が始まるとまずいろいろ買い揃えてみたくなる。するとみるみるうちに物だらけの部屋になっていく。

物を買う基準は一点。「それを買うことでその先の世界を広げてくれるかどうか」。本にしろカメラにしろ、それを買うことで次の行動につながればその物を買った意味はあると思うのだ。

ミニマリストが流行って数年。憧れることもなくはないけど、まだ物が欲しいお年頃。でもそれって、人生を楽しんでいることでもあると思う(思いたい)。新しい道具を買うことは知らない世界に飛び込んでみるのと同じこと。環境問題になるくらいの消費はよくないけど、「生産するためか消費するためか」を考えながら、次に広がる世界を想像して買い物をするのは愉快なことだと思う。