映画
「ザ・シネマ」という映画のサブスクに登録した。ミニシアターでやっているような洋画が観れるものだ。
僕は映画をあまり観ない。というより動画を観ない。意識が多動的で同じことを長くしていられないのと(現代病かも)、時間をとられてしまう感覚があって苦手意識がある。
でも、映画を観たあとは内容に関わらず「観てよかった」と思う。日常から時空間が離れた場所に入り込むと、帰ってきた日常が少し様変わりする。映画を観ると自分という層が一枚増えたような感覚になる。僕を映画に向かわせてくれるのはその感覚が好きだからだ。
まず最初にFilmarksでフォローしている方が観ていて気になっていたエリック・ロメール監督の「春のソナタ」を観た。フランスの街並みや暮らし、景色が綺麗。日常を通して人間の内情や感情の微妙なニュアンスが伝わってくる。今、こういう映画が観たかった。と同時に、今までは気に留めてこなかったファッションや車、インテリアを見るのが楽しいという発見もあった。
起伏が激しくなく一見地味なものの中に計り知れない深さがあったりする。これから少しずつそのようなものに触れてみたいと思う。