Chisa

思い出付きの買い物

物を買う時に思い出付きだと嬉しい。そう意識して買い物するようになったのはここ最近かもしれない。以前から無意識にそういう選び方をしていたこともあるだろうけど、好きという感情以外に、お店の方との会話だったり、縁を感じるような出来事があると特別感がグッと増す。

先日、友達で木と冬のメンバーでもあることさんがモデルとして参加した Matsuura Mayaさんの写真展に行った。ONICAというニットブランドの展示会と一緒に催されていて、そのニットを着た人々の生活風景を切り取った写真展だ。

Matsuuraさんにしか出せないような色・質感。布に写真を印刷して吊り下げるという展示方法がこれまた良くて、衣服と同じ素材を使って展示をしていると説明を聞いたとき、写真と衣服という異なるものをこう繋げて同じ空間に表現するのかとさらに感動した。

留め具も素敵だった
ことさんとアルベルト 絵になる二人

 

doinelというお店で催されていたんだけど、黒いニットを試着させてもらった時に スタッフの方が「黒が似合いますね」と声をかけてくださった。
黒は元々大好きな色だけど、人からは黒よりもっと明るい色を着たほうがいいと言われることが多くて、少し黒について考え直していた時期だった(?)。
スタッフの方は何気なく言った一言だと思うけど、私は本当に、本当に嬉しい気持ちになって、それを即決してマスクの下で口元が緩んだまま家に帰った。

ふたつの思い出付きの黒いニット。作家さんの手作り陶器ボタンのついた黒いニット。届くのは9月だそう。暖かくなったばかりだけどはやく寒くなってほしい。