「紙さまの話」(大平一枝 著・小林キユウ写真/誠文堂新光社)
紙が好きになる本。紙にまつわる仕事をしている方が紙の思い出を教えてくれる本だ。僕自身、紙に関してまったく知識がない。でもなんとなくの憧れがあるという感じで、柚木沙弥郎さんや菊地敦己さん、嶋浩一郎さんや江藤公昭さんなどいろいろな方のお話が書かれているということで買ってみた。特にパピエラボの江藤さんはニットブランド「Nahyat」の2022年受注会のインビテーションを作られていて、その印刷物を受け取ったことがある。とてもこだわりのある印刷物だった。
紙には不思議な魅力がある。僕が生活の中でよく触れる紙といえばやはり本だろう。本は「そこにある」ということの安心感がある。Kindleも使っているけどその魅力はない。手を伸ばせば届く。物自体がメッセージを発している。紙は素晴らしいインターフェースだ。
紙を使っていろいろなものを作れるようになったら楽しいだろうなと思う。ということで一緒に「印刷・加工DIYブック」という本も買ってみた。なるほど、自分で印刷ができる…。楽しそうなこと、全部やっていきたい。