形見
今年は春に母方の祖父、お盆直前には父方の祖父が亡くなり、初盆や葬式にばたばたとしていたらいつのまにか八月も後半に。
小さい頃は亡くなった人を弔う儀式ってどんな意味があるのかわからずにいたけど、宗教的な意味の他にも、なかなか会えない親戚と祖父を懐かしんだり自分の気持ちを整える時間になるんだとわかった。
いつにも増して命の気配を濃く感じる今年のお盆。いないけど、ちゃんといる。
こんな大事なものを受け取ってしまっていいのかとすこし悩んだけど、モノというのはこうやって人から人に渡って長く大事にされていくのかな。もしいつか私が誰かに譲る日が来たら… 想像したらすこし泣きそうになった。